実は、最近まったく自炊していませんでした。というのも、冷蔵庫が壊れていたからです。
そんな日々にピリオド。ということで、昨日冷蔵庫が届く・・・予定でした。
午前中に手配していたのに、午後になっても来ない。夕方からは、観劇の予定があるのに。。。。問い合わせてみると、「18時から21時のお届け予定になっております。」とのこと。がっくり。また1週間延期で、来週末のお届けになりました。
早朝から、玄関に置いてあるカヤックを移動させたりして、冷蔵庫がスムーズに運べるように片付け、ついでに、ガスレンジや床を磨いたり。まあ充実した時間だったからいいか、ということで。
松坂桃李くんが出ている、「HISTORY BOYS」を見てきました。イギリスの男子高校生と先生のお話。ほぼ全編が8人の男子生徒と2人の教師の授業中のディスカッションの場面です。(以下ネタバレありです。)
同業者として、心に入って来る台詞がたくさんありました。国が違っても同じなんだなあ、と。数値で示されない生徒の変容は認められにくいこと。カリキュラムに縛られない教師の独創性は否定される。でもそういう授業は生徒達の心にはずっと残るかもしれないこと。タイトルの「豆知識」は、そんなやりとりの中で出て来る言葉です。常に真っ向勝負している授業を豆知識と言われる場面で、即座にそれはないでしょっと反発を覚えた私。ヘクター先生のような思想をもちつつ、求められるのはアーウィン先生のような実で、その両方を同時に達成しようともがいているのが自分なのだなあ。
学校の場面が始まった最初の場面で、若者のガタイのよさにドキドキ。みんなでかい。かっこいい。でも、そこに教師として立つ浅野和之氏のしゅっとした空気感は、際立っていました。そんなわけで、とても久しぶりにパンフレットを買ってしまいました。イギリスが舞台なので、出て来る歴史上の人物や、大学事情などのバックグラウンドの解説もあり読んでよかったです。
そして、今回もパクっちゃおうポイントがありました。
舞台の床に敷かれたラシャ紙を破り取ってノートなどの小道具にし、最後に全部きれいに舞台からなくなる。舞台装置は、3方向にある扉と、持ち運びしながら使う8脚のイスのみ。重ねたり、並べ替えたり。やはり、こういうシンプルなのが好きです。
細かい演出があってこそなのでしょう。芝居作りの過程を見てみたいなあ。
「HISTORY BOYS」
作:アラン・ベネット 翻訳:常田景子 演出:小川絵梨子
2014.9.13@世田谷パブリックシアター