ことばの力
新聞は紙面で読むのがいい。
元旦は、のんびり隅から隅まで朝刊を読んだ。いつになく、言葉に関する記事が多かったように思う。コロナで行動が限られ、人々が生活の根源的なところに目を向けているということなのかもしれない。
元旦は、全面広告が多い。広告にはもれなく新年にふさわしいような言葉が並びメッセージがある。記事よりも文字が大きく、少なく、目を引くのでこれも全部読んだ。授業のネタとして、とりあげたくなるようなものがたくさんあった。「あなたは、どの広告が心に響きましたか?」といった直球での教材にもなりそうである。
新年のメッセージに、明るい未来を信じられたり、ほろりとしたり、エネルギーが湧いてくるような言葉をもらった。さらに、やはり、言葉を核にして仕事をしたいし、ずっと言葉に関わっていたいと意識した。
広告。大企業がかなりのお金をかけて、プロが考えに考えた言葉と映像とで作ったイメージ。そう思うとちょっと冷めるけれど、でも言葉のもつ力を改めて感じた。こうやって書くことで自分を整理し確かめているけれど、ブログとして公開することで、心地いい言葉やかっこいい言い回しで言葉に酔ってしまわないように、などごちゃごちゃ考えた元日だった。
退職したら新聞はデジタルから紙に戻そうと思う。
いろいろ書きたかったこと、の1つ了。
冒頭の画像は、磯子の海。
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