« ことばの力 | トップページ | 雪と塩と波 »

2021年1月10日 (日)

自分スタイル

4620693218515084366634a9bf425e9021e22883

以前出会った同僚で、定期考査の日と3学期は毎日ネクタイをしめて仕事をするとう人がいた。卒業やその学年の締めくくりである3学期と一定期間の学習のまとめであるテストの期間は、自分も児童生徒たちも気持ちを引き締めることをねらったのだと思う。

新人の頃から、外部の方との予定がある日はそれなりにきちんとした格好で出勤しているが、ここ10年くらいは突然対応しなければいけないことが起こっても対応できる程度の服装を心がけている。置きジャケットも一応用意してある。服装は気分を上げたり引き締めたりするし、気に入ったものを着ていたい。だから、仕事着はこれ、みたいに、職場に着いたら制服を着るように置きジャケットに着替えるのは緊急の場合のみにしている。若い頃は奮発して買ったスーツはここぞ、という日に取っておいたが、最近はなるべくじゃんじゃん着る。家から着て行き特別な不都合がない場合はそのまま過ごす。鬼ごっこくらいならそのままするし、ロッカーの上に乗って掲示物を貼り替えるくらいの軽作業もそのままする。デスクワーク中心ではないし、子どもが動いているし、狭い机の間をペンを持ったまま動くことも多い。だから、ひっかける、ペンがつく、スリットがほつれる、なんていうことはしょっちゅうである。それでも、いいということにしている。(もちろんほつれたところは修理しますし、しみぬきもしますが、それを遅れて着ないという選択はなしということです)

 

島に赴任する時、退職まで島にいようと考え、こちらに戻ってくる時はもう仕事着は使わない生活になると思っていた。だから、好みのスーツなどは全部持って行き、残ったものの多くを友人(とそのお嬢さん)に引き取ってもらった。もうこれで、スーツは買わない、と思っていた。今も基本的にはそうなのだけれど、物欲が下がっているとはいっても街に住んでいると時々衝動的に買い物をすることがある。洋服の場合、仕事以外でもつかえるものを買うようにしているけれど。今まで異動の際に、その時の自分にとってちょっと思い切って手に入れたスーツがある。着倒してやむなく処分したパンツが1本、スカート丈が短すぎてセットでは着られなくなったものがあるけれど、そのほかはすべて健在、今も活躍している。

今年は、今まで以上にきちんとした服装で働くことも続けたいことのひとつである。そして、アクセサリーなどあってもなくてもいいものは省略しがちになっているけれど、仕事に邪魔にならない程度に取り入れて、外側からもテンションあげたい。

子供のいる仕事始めの日、ファッションだけでなく子供に対する自分スタイルを再確認した。どう見られるか、とか、セオリー通り、とかでなく、相手を見ながら考える。泥臭く潔く根気強くやっていくスタイル。考えて決めたら貫く。考える段階でオープンに相談する。そして、おこがましい言い方をすれば、若手に伝えたいことを入れてもいる。

画像は、学芸会の日。裏方なので濃紺で黒子に。

 

| |

« ことばの力 | トップページ | 雪と塩と波 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ことばの力 | トップページ | 雪と塩と波 »