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2019年1月 7日 (月)

即興

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八丈島や青ヶ島に伝わるショメ節という島唄があります。ヤァーに続く7音×4の歌詞で一節が完了し、ショメ〜ショメ〜と合いの手が入ります。宴たけなわとなったころ、誰かが歌い出すと、全員が手拍子と合いの手を入れ、歌い手が次々に交代します。定型の歌詞はありますが、どの詞から歌っても自由で、その場にふさわしい歌詞を即興で歌うこともします。
♪ヤアー 中は丸山 まわりは屏風 寒さ知らずの池の沢 ショメ〜ショメ〜♪
といった具合です。
 酒席でこのショメ節が始まると、ちょっと緊張。その場にふさわしい歌詞で何か歌わなければならないからです。こういうのは本当に苦手でした。
 でしたっていうのは、今は苦手度が少し小さくなったということです。学生の頃、バンドに誘われてキーボードを担当していたとき、楽譜があれば何でも弾けましたが、アドリブってやつが恐怖でしかありませんでした。だから、モデルとなる演奏を頭の中で譜面にしてそれを弾くようなことしかできませんでした。
 島に来て、出会ったもう一つの即興が還住太鼓です。一台の太鼓を両面から二人で叩きます。音の低い面で一定のリズムの下拍子を叩き、音の高い方の面でもう一人が自由に叩く上打ちをします。下拍子には何種類か定型がありますが、上打ちには何の型もなく叩き手が自由に創作し、二人で音楽を作り上げます。(還住太鼓の音楽は海のうねりや波そのもので、これについては、改めていつか語りたいことがたくさんあるのでいつか)
 ショメ節にしても還住太鼓にしても、以前の自分だったらきっと固まって何もできなかったと思います。何がどう変わったのかはよくわかりませんが、何かふっきれているというか、自分なんかどうやったってかっこよくなんかないのだから、と開き直っているとでもいうのか、とにかく即興があまり怖くなくなりました。そして、何よりも、音楽が好きなんだなあということを強く再認識しています。
 コーラス、サックス、和太鼓、ウクレレ。もちろん上手くなりたいけど、一番は楽しむこと。誰かのためにやるんじゃなくて、自分が楽しいからやる。即興を楽しめるのもその延長なんじゃないかな。定年後はジャズピアノをやりたい。ジャズピアノでアドリブ。。。できるでしょうか?

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