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2012年12月 8日 (土)

しまなみ・としなみ・つきなみ

By_ose

(photo by Ose)

しまなみで、最終日30キロほど漕いだあと、充実した旅の終了をみんなで味わいながら雑談していたとき、「逆にこれ以上は、無理ですね」と言われた。その通りです。1日に進まねばならない距離がこれ以上だと、体力がまだ残っているにしても、日没を迎えてしまう。上陸できない条件が続くこともありえるし、疲れたからといって漕ぐのをやめるわけにもいかない。記録的なものを求めているわけでも、冒険という響きやハードさを求めているわけでもないけれど、今回くらいのサイズの旅が、日数的にも、距離的にも、海况的にも、荷物的にも、自分にとってのスタンダードな旅になればいいと思う。そう考えると、ちょっとヤバくなった場合に、対応できるだろうか?という心配が出てくる。あと少し速く、長く漕げるようになろうと思った。

旅が終わった直後は、「これ以上は無理」と言われたことが悔しかった。旅を振り返りながら、この先年齢を重ね体力が落ちていく中でも旅をし遊び続けたい、というある意味生き方のようなものがはっきりしてきた。仕事にかけるエネルギーは年々しぼんでいるこの頃。もう25年も一つ仕事を続けてきたのだから、若い頃できなかった自由奔放な生き方にスイッチしてもいいかな、とも思っている。適度に手を抜き、職場全体を盛り上げようとか、支えようとか、そういう視野でなく、ねばならぬことをそのままやるだけ、という働き方もその一つかもしれない。これは、ちょっと罪悪感が拭えないから難しいかもしれないが。
とにかく、外に出たり、人と会ったり、旅をしたり、体を動かしたりしないと、わたしはだめなんだと思う。
海や天気や雪や山をもっと読めるようになりたい。全ては現場です。
もうすぐ誕生日。節目の宴の計画中。

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コメント

ご無沙汰してます。
同じ頃瀬戸内にいました。
24日高松の豊島を発、30日上関の祝島着。
瀬戸内カヤック横断隊に参加してきました。
漕ぐ漕ぐ漕ぐのちょっと厳しいカヤック旅ですが隊が安全に脱落者を出さずに目的地に向かう事に重きを置いてます。
私は初参加でしたがとても勉強になりました。
潮汐流の影響を強く受けるしまなみ街道の島々で漕ぐのは楽しいですね。
景観も自然と島の人々の生活感との調和が素晴らしく感じました。
このエリアはもっとゆっくり漕いで見たいと思いました。

投稿: まー | 2012年12月 8日 (土) 10時39分

>まーさん
横断隊に参加されていたのですね。
わたしも同じようなことを感じました。また漕いでみたいところです。昨年鳴門で漕いだのが初めてで、2度目の瀬戸内でしたが、かなり楽しかったです。無人島の楽しさとは違う、土地や人との出会いや会話のあるまさに旅、という感じでした。
潮汐の影響や、地形と波風のことをもっと知りたくなっています。
冬場は雪山遊びになってしまいますが、温かくなったら、近場で自力で漕ぎたいと思っています。公共交通機関アクセス可能で組み立てがペースを乱さない機会がありましたら、誘ってください。

投稿: 8 | 2012年12月 9日 (日) 09時40分

上手いw>しまとしつき。

投稿: HY | 2012年12月10日 (月) 15時22分

>HYさん
ほめられて嬉しす。

投稿: 8 | 2012年12月10日 (月) 19時09分

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