しまなみ海道3

25日。最終日。
朝というか夜中、3時半ごろに目が覚める。再度眠る。5時前に起き出してテントから這い出ると、海の少し上にオリオン座。オリオン座の周りにこんなにもたくさんの星があるのだ、ということに感動。東京ではオリオン座の剣(三ツ星の下の三ツ星)ですら見えないですから。。。。しばし星を眺めて、道の駅のトイレに行き顔を洗う。その後、テントの内部を片付け、漕ぎ出しの服装に。
東屋の下で紅茶を湧かし、パンともずくスープとチーズで簡単な朝食。30キロくらい漕ぐので、お昼はゆっくりできそうもないから、艇の上でも食べられるように、防災訓練でもらったアルファ米にお湯を入れ、缶詰のさんまの蒲焼きを汁ごと入れてチャックを閉めてデッキバッグに。
そうこうしているうちにみんな起き出してきて、周囲が明るくなってきました。7時半出艇予定なので、みんな着々と準備。食材はけっこう減りましたが、パッキングが甘くなってくるのと、ゴミの袋が出るので、荷物の積み方も基本的にはいつものパターンですが、少し頭を使います。
予定通り出発し、伯方島をまわった後は、とにかく一番右に見える陸(弓削島)を目指し進路をとり、手前で1日目とは違った道に入りました。
海は穏やかで、天気も回復。明るい朝です。潮玉の動きを見たり、緑色の水面に茶色い落ち葉が線になって浮かぶ様子を面白がったりしながら、海図、コンパス、とともに黙々と漕いでいきました。潮に乗っているときは、あまり体感できないのですが、重くなるとすぐにわかります。けっこういい調子で漕ぎました。
明るい日差しのなか、これが瀬戸内のイメージなのだろうな、と思いながらすいすい。。。
津波島で上陸したところを確認したり、岬を確認したりしながら、ちょっとぼーっとしていたら、もう因島を左手に見ながら漕いでいました。今回海図上で自分の位置を見失ったのはこの時でした。まだまだですね。
1泊目のキャンプで、出会った方が、因島の南東岸にお地蔵様が並んでいる浜がある、と教えてくれたので、一生懸命探しましたが、目視では発見できませんでした。何でも、願いがかなったらお地蔵様を奉納するのだとか。
お昼は12時ごろ20分間だけ上陸してまたすぐに漕ぎ出し、潮にのって、午後3時ちょうどくらいに、出艇地に戻りました。
撤収パッキングして午後5時に車で出発。艇を宅配便に預け、スーパーでお土産を買い、尾道へ。尾道ラーメンを食べて温まり、福山から激混みののぞみ(またのぞみをえらんぢまった!)に乗ってその日のうちに帰りつきました。
やっぱり、レポはすぐに書くか、記録をとっていないと、どんどん忘れてしまいますね。でも感じたことだけはしっかり体内に残っています。それでいいのかもしれませんが、こういう旅では、データ、情報も、次回の参考として重要だし、自分の経験としても活かすことができるから、残しておきたいです。
といいつつ、過去ログを読んだら、のぞみに乗ってしまう失敗は3回目だった。
| 固定リンク | 0
コメント
楽しそうですねぇ。橋の上は何度も仕事で通ってますが、あそこを漕ぐとは・・・。
投稿: ぴな | 2012年12月 9日 (日) 23時20分
>ぴなさん
あんなにたくさん橋があって島がつながっているのを今回初めて知りました。カヤックの醍醐味(艇でしか行かれない島に気軽に行く)が薄れるかと思いきや、わたしたちのようなフォールディングカヤックだと、好きな場所で撤収してバスで帰るという選択肢も可能になります。そういった意味でも魅力的なフィールドですね。
ところで初滑りは済ませましたか?一度くらい一緒に滑りたいですね。当方踵自由オンリーになってしまいましたが。。。
投稿: 8 | 2012年12月10日 (月) 06時52分