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2012年11月 4日 (日)

脚本

 11月中旬に学芸会的な行事がある。

 今年も脚本を1本書いた。第3稿までで、一応いまのところ完成版。今年はこの物語 をもとにして「あいうえお」の文字や言葉遊びを取り入れた1年生向けの20分の作品に。

 初めてオリジナル脚本を書いたのは、学校行事の学芸会が、学習発表の場という意味合いにスイッチした10年以上前だと思う。当時は、総合的な学習の時間に子どもたちがフィールドワーク等をして調べたことの発表を、ワイドショー仕立てで行うとか、そんな感じでした。その時々に旬だったギャグやテレビドラマの1シーンや音楽などをモチーフに入れ作っていました。そんなわけで、当時書いた脚本は、後輩たちに、発表の内容はこんなイメージで作るんだよという例示には使えても、そのまま再演することはできないものです。もちろん自己満足の賜物として台本は手元に残っていますけれどね。

 おそらく今の職場で作った何本かの脚本は、また別の子どもたちで再演できると思う。以下、の作品がそれ。(自分メモです。)
3年生向け 群読を中心にした作品
(「素敵な音コンテスト」が行われることになり、学校の横にある森の妖精たちが音探しをする。鼓笛隊のラッパの音、リコーダーの音、電車の音、などいろいろ見つけてくるけれど、いちばん素敵な音は子どもたちの声だということに。最後は北原白秋の「お祭り」の群読。見つけた音に合わせて谷川俊太郎やまどみちおの詩の群読を入れて物語が進みます。おまけ。3年生といえば、毛筆書写を学習します。そこで、クライマックスの「お祭り」の群読をする場面では、全員が毛筆で書いた「わっしょい」の文字を人数分はった背景画を登場させました。)
3年生向け 「11ぴきのネコ」
(青島広志の音楽劇の曲をもとにアレンジしたもの/これはオリジナルとはいえないです。)
1年向け「小さいつがきえた日」
(原作は奥が深いのですが、1年生でも理解できるエッセンスだけをいただきました。50音村には「あ」から「ん」まで文字が住んでいます。人間が寝静まったころに集まって、例えば翌日の新聞にはどんな順番に並ぶかなどを話し合っています。ところがある日、村で一番えらいのは誰かという話になり・・・いちばんえらくない人は音を出せない小さい「っ」だということになり、小さい「っ」は村から出て行ってしまいます。そこでまきおこる「っ」なし言葉の混乱。ここで笑いのある言葉遊びをオリジナルで入れてあります。最後は、みんな大切な存在、ということに気付くという物語です。1年生が音楽で学習した「おもちゃのチャチャチャ」の歌(「ゃ」さんがさぼりはじめたので「おもちのチチチ」になってしまったりします。)や、いろは歌、あいうえおをモチーフにした詩などが登場します。場面転換の合図には、けんばんハーモニカ。)
 今回の脚本で苦労したのは、テレビをまったく見ていないのでお笑い等の旬の素材のアイディアが乏しいことでした。は/ひ/ふ/へ/ほ の5人組が登場する場面で、最初は「人間の世界でいったらスマップね!」という台詞を書いていたのですが、いやこれは古いだろってことで慌てて嵐に替えたり。あと2週間で本番です。ついつい要求レベルが高くなってしまうんですよねえ。吠えないようにがんばらねば。人数が130人越えっていうのがどう出るか。。。。

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