夜道で呼び止められる
現8組は、2年目の付き合いとなり、今まで蒔いてきたタネが確実に芽を出し葉を付け、成長しているという手応えがあります。そしてちびっ子だから、ワタシのくだらない例えに大笑いしてくれます。授業に笑いがあるっていいです。昔、一時間に一笑いを目標にしていたこともあったなあ。今年は、教科書が全部新しくなり、採用する会社も変わったので、初めて目にする教材もたくさんあります。ここで教えるのはこれだ、というツボをはずさないようにしながら、子どもにとって、ちょっとハードルが高くて真剣に取り組まなければ出来ない課題、しかも楽しいやってみたい、と思うことを考えてうまくいったときはほんとうに嬉しい。新しい体制になって、「生活のきまり」みたいなものをたくさん作って、掲示物にして、全校の前で話して聞かせて、ということばかりやっていましたが、やっとこっちの仕事が回せるようになってきました。
そして、金曜日の夜はやっぱり幸せなわけです。
そんな昨夜、霧雨が舞い始めたので、濡れないうちに帰ろう、とペダルを踏んでいたら、
「8センセー、さよーなら」と野太い声がかかり、振り返ると、制服の男子が数名。
??うちの生徒か?と思い「さよーならー」と返して通りすぎようとするが、もしかして元8組?と思い「だれー?」と聞き返す。
「◯◯と◯◯と◯◯ですー」と返事あり。
そこでユーターンしてしばし立ち話。そこにいたのは、隣組だった1名を入れた4人の元8組。この春中学を卒業した元野球少年。いがぐりアタマをからかったり、高校の話を聞いたり、逆に「センセーまだ(今の学校に)いるんですか」とか言われたり。最後は、もうすぐ壊される彼らと過ごした校舎のことを話して、台風だから早く帰宅しろ、と教師風を吹かせて別れました。
大人になってもアタシのことを覚えていて、思い出すことがあったら、一緒にお酒でも飲もうぜいっ。
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