« すごろくの学習材化と知的生産物のたれながしについて | トップページ | キュートに泣いちゃいました »

2011年2月 8日 (火)

12歳の空

日曜日は、いろいろ買いたいものがあったのですが、(年末に没収されたスキーワックスとか、シール用ワックスとか)結局自宅で仕事して、美容院へ。美容院ではいつもファッション雑誌をここぞと読みまくるのですが、今回は「積ん読」解消することにしました。
「12歳の空」三船恭太郎著。
32243788

小学館が主催している「12歳の文学賞」の第二回の大賞作品に、著者自身が1年後に手を加えた「ヘチマと僕と、そしてハヤ 09バージョン」その続編「とびら」「それからの、僕らの空」の2作が納められた本です。美容院へ向かう電車の中で読み始めたのですが、最初の数ページを読みながらちょっと後悔していました。「なんか、仕事の延長みたいだ」と。仕事で子どもの作文を読む感覚にとても近い感じがしたからです。ところが、少し読み進むと、ぐいぐい作品の世界に入り込んでしまい、3作目は、涙が止まりませんでした。小学生が書いた、なんてことはすぐに忘れてしまいました。2作目の大人の同窓会のシーンは、子どもがリアリティをもって書ける内容ではないと思うので、周囲の大人の助言などがあったのかなあ、と思います。そんな意味で、10歳の時に登場人物の成長や時間の経過がヘチマの生育とともに語られているのが、背伸びしない、カレのリアリティなんだろうなあと思います。
それがちゃんと、次にはインゲン豆になって。。。

おばちゃんを泣かせるような、学校の世界をカレがもっているのか、理想としているのか、はたまた計算しているのか、そのあたりは追究しないことにしますが、意図をもって色と音を描いたり、とびらにこだわりを持って書いたり、あとがきを読むと、ほんとうに書くのが楽しくてたまらないのだああ、というのが伝わってきます。

めっきり読書量が減っているこのごろですが、雑誌より本を読もう、と改めて思った夜でした。たっぷり4時間くらい楽しめましたから。

| |

« すごろくの学習材化と知的生産物のたれながしについて | トップページ | キュートに泣いちゃいました »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 12歳の空:

« すごろくの学習材化と知的生産物のたれながしについて | トップページ | キュートに泣いちゃいました »