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2010年12月 5日 (日)

三ノ輪界隈へ

研究会の仕事で、都電の三ノ輪駅付近へ出向いた。
社会人になって6年間通い続けたところ。行くまではあまり意識していませんでしたが、上野で日比谷線に乗り換える時に、この連絡通路は、昔は壁に地下水が滴っていて暗かったなあ、とか、初任者研修の後同期のメンバーと終電ぎりぎりで駆け上がったなあとか、朝一でスキーを預けて、そのまま出勤したよなあ、とか思い出しました。

そして、地下鉄の駅を降りると・・・大関横町の交差点はお店が様代わりしていて、一瞬明治通と昭和通りの区別がつきませんでした。でも、都電の駅の方に向かうと、まったく変わっておらず、ジョイフル三ノ輪も元気なままでした。裏の路地や商店街は、品川にもたくさんあるのですが、三ノ輪界隈の方がどちらも道幅が狭いです。そして、路地の両脇に並んでいる個人所有の植木などの数がとても多いです。
そういえば、この公園で子どもを指導したなあ、とか、大好きだった手焼きせんべいやさんや、よく出前をとった(土曜日半ドン時代でしたから)ラーメン屋さん、当時の教頭先生といっしょに都電で区役所に行って辞令伝達をされた後、都電の駅の横にある喫茶店でコーヒーをごちそうになったこと、などいろいろなことを思い出しました。

上野駅構内で、人が歩く速度が品川駅よりゆっくりだなあ、と思いましたが、三ノ輪界隈の気取らないのんびりした感じに、今このあたりに勤めていたらもっと良さを味わえるんだろうな、と思いました。

8組@南千住たちはどうしているだろう。もう30歳くらいです。数年前に会った時、既に親になっている子もいたし、ハリウッドで映画監督になりたいと手紙をくらた子もいるし、わたしと同業を選んで試験を受けた子も。熱い心がストレートで伝わった時代が懐かしいです。当時の同僚の先輩たちに迷惑をかけながら育てていただいたことなどと、合わせてちょっとタイムスリップした瞬間でした。

わざわざ訪れることはないかもしれませんが、会場だった学校は今後何度か通うこともあるようなので、次の機会にはちょっと早めに着くようにして、自分の職場だったところなども歩いてみたいです。

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コメント

泪橋商店街や玉姫公園のあたりでは、明日のジョーを題材に町おこしをしています。三ノ輪とは反対側のいわゆるドヤ街のほうです。

景気が悪くなって、アノあたりはまた人が増えてるのだろうか。ただ、人足日雇い仕事も激減してると思うのです。地元もドヤがあるので他人事ではありません。

投稿: タカバシ | 2010年12月 8日 (水) 20時35分

ドヤ街。わかります。山谷の方ですね。
就職して初めての赴任地だったので、最初はカルチャーショックでした。人や文化にたいする許容範囲が広がったのもあの数年のおかげでもあります。
明日のジョーの町おこし、見てみたい。

投稿: 8 | 2010年12月 8日 (水) 21時03分

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