5日、組み立て後、昼ビール。その後、ちょい漕ぎに。イメージトレーニングはしていたものの実際にフネの上で試してみるのは、GWぶり。左を漕ぐ方がうまくいくのは、左腕の方が力が弱いからかもしれない。
足をふんばるためには、座席とペダルの位置決めがけっこう重要です。キャンプツーリングだと、ちょっと具合が悪いなと思っても上陸してセットし直すことは、よっぽどじゃないとしないけれど、今回のように、練習だと、ちょいちょい上陸してセットし直すことが可能です。これができたのは収穫でした。コックピットの中で体が前後に動いてしまわないように調整していい位置がわかりました。そして、漕ぐ側の足が伸びる感じでふんばると、反対側は膝をあげる感じ、というのもわかりました。
まだ、頭でわかった、という段階ですが、練習は適当にやめて、雲見の手前あたりまで漕いで、湾を出ると風が変わるのを意識したり、若い(?たぶん)海鳥のうかぶ横を漕いだり、ただ浮かんでいたり、のんびりしました。
撤収しようと思っていたら、ファルト乗りの方が試乗させてほしい、と話しかけてきました。既にエアを抜いてあったし、ポンプは宿に置いてきていたのですが、なんとなく仲間意識のようなものがあって快く乗っていただきました。カフナ乗りの知り合いにも乗っていただきました。ペダルが前すぎて足が入らずちょっとかわいそうでしたが、せっかく位置合わせをした後だったので我慢してもらいました。
6日は6時ごろから1時間ほど朝漕ぎ。風もなく、穏やかな晴天。黒崎あたりで引き返し、まあ、いいやってことになりました。朝食をしっかり食べ、開会式、海開きの神事、の後出艇準備。ブービーを狙うことにして師匠とありがたいハイタッチを交わし、なぜかはいっている「組」(8組ではない)のみなさんにおそろいの旗をつけてもらい、あーこれでトップもビリも組員ってことになるかも、と思いつつ、スタートしました。行きは、湾を出ると弱い向かい風でした。時々山の切れ目が風の通り道になっているようで強くなります。最初は腰の捻転のことばかり考えていましたが、だんだん考えなくなり、まあ漕いでいれば進むんだから、と景色を眺める余裕も出てきました。海はちょー透き通ってきれいだし、岩肌の色や様子が湾を超えるごとに変わって面白いし、昨年より先の見通しがあるし。
で折り返し地点の波勝崎が近づくと、師匠や一緒に来た仲間、カヤック友達のカヤック友達はみな友達で広がったカサラノさんやカフナさんとすれ違い、みんなが「8さーんがんばれ」「折り返すと楽だよ」と声をかけてくれました。
漁船を回って折り返すと、追い波追い風でらくちんらくちん。ここで水分を補給し、次の漁船を目標にしてまた漕ぎ出しますが、それほど強くない風の恵みにはすぐに慣れてしまって、あまり進んでいないように感じます。漕いでも漕いでも漁船との距離が縮まらないよー、と思ったら、漁船も同じ方向に動いていたのでした。あー、もう後ろが少ないから漁船も撤収するのか。。。。と思いつつ、漕いでいると、ちょっと回っているような風が吹いてきて漕ぎにくくなってきました。ボランティアで待機しているカヤックのおにいさんが、もう少し岸に寄ってと言いながら、伴漕してくれて、30メートルくらい漕ぐと、風がなくなり、おにいさんが、「ちょっと岸によるだけで風の影響をまったく受けないでしょ」と送り出してくれて、岬で風が遮られるとかそういうこともあるのだ、と思いました。
こんなことを考えながら漕いでいるわけで、レースで闘っている感はあまりないのですが、去年より速く漕ぎたいな、とひそかに思っていました。
最後は風もなく澄んだ水をすいすい漕いで、昨年ほどよろよろせずにゴール。
そしてとにかく水分補給と(昨年に引き続きチューチューシステムも、蓋を開けずに飲めるボトルもなし。。。。学習もなしってことです。)いただいたドリンクを一気飲み。自分の残りドリンクも飲んで、しばらく座り込むと疲れた〜ことを実感。そしてバーベキューをいただきました。
距離14キロ。結果は、2時間34分。昨年は2時間39分だったので5分成長。またもや足切りの2時間30分をきれませんでした。今年の方が追い風があって速いのはあたりまえなのかもしれません。
レースで勝ちたいとか、これから積極的に出たいとかいう気持ちはまったくないのですが、速く漕げてスキルを身につけている方が、これからのカヤックライフが広がるのは確か。より遠くの島に渡れるし、漕げるところがふえます。そんなわけで練習への意欲が高まった松崎シーカヤックマラソンでした。(昨年も同じようなことを感じていたんだー。進歩がないあたし)
<覚え書き>
◯大森駅情報
大森駅北口(水神公園側)。道路から改札までのエスカレーターは朝6時から夜11時まで。ただし、ホームへの下りは階段のみ。
大森駅南(?)口(大きい方の改札海岸側)。道路からのエスカレーター運転時間は不明。ただし、改札からホームまではエレベータあり。
◯桜木町駅情報
エレベーターがホーム関内寄りにあり。
◯ラダー。1番手前のネジの前に固定。ネジはきつくしめる。(初日漕いでいるうちに少しずつ遠くにずれた)この位置でペダルが直角になるようにラインを結ぶ。
◯シート。4番のリブからグー一個分くらい前に背もたれが来るようにセット。背もたれのエアを7割くらい入れる。
◯シーソックの最奥真ん中を手前に引き出すようにしておく。足の部分は乗り込む前にペダルの位置に合わせておく。
◯一番上のフレームのリブを止めるストッパー(黒)が、船体布側にならないように気をつける。(今回左がなっていた。エアを抜いてもバラさないと直せない。船体布がそこだけあたって白っぽくなった。)
◯バウのフレームを先までしっかり入れるには、中に座って足で押すとよい。(黒ちゃん情報)
◯バラす時、フレームを出すためにバウもスターンもけっこう手荒に振って大丈夫。
◯カートの付け方は再履修。
◯組み立て。1ヶ月ぶり、4回目。約1時間。迷ったところ→キールの中心部分のポールがどれだか迷った。黒のテープ1本付きと2本付きをつなぐ。長過ぎると思って躊躇しなくてよい。
◯ハッチカバーも潮抜きしたい。結び方を勉強せねば。
◯ショックコードがのびた。(これも潮抜きしたはずなのに。。。)平行にわたさず交差させることにする。
◯新しいスポンジは、水の吸い方が悪い。(個体の特性?)