母校へ出張
きょうは、出身中学の研究発表会でした。
卒業後、1年で引っ越ししたため、卒業後に校舎に入るのは初めてだと思います。
いやー、まずは、廊下の狭さにびっくり。
学校には日々触れているので、今時の普通の学校に比べると、ものすごく狭いのです。そして、二重窓が一重になっていたり、校庭にあった更衣室がなくなっていたり(悪さしそうな立地条件だったから撤去されたんだろうなあ)、教室の入り口が扉(だったんです。)から戸になっていたり、出入り口上部にあった空調の吹出口の前にあった棚みたいなくぼみがなくなっていたり。(夏場に部活の後で、よく登って涼んでいました)窓から見下ろす校庭の先は、運河ではなく、埋め立てられた公園で木々が見えました。
そして、何よりも、中学生にとって校舎や施設といったハードよりも、友達や先生、出来事といったソフトの方が思い出に残っているってことを痛感。体育館なんか、ほとんど印象に残っていませんでした。3年間使った教室で行われている授業を全部見て、教室に入ってきました。
以前のわたしだったら、中学の授業を見て、たぶんここにがーっと書いていたと思います。中学生のプレゼンを見て、小学生だってもうちょっと上手にやるのに、、、などね。確かにそういう部分もありましたが、アドリブで話す内容だとか、にじみ出て来るその子らしさとか、そういうものは、小学生とは比較にならない濃さで感動しました。きっと辛い事も多いだろうけれど、面白いだろうなあ。わたしは、こういう人と人のやりとりがしたいなあ、と改めて感じた瞬間でした。現実的には怖くもあるけれど、自分はもともと中学の先生になりたかったんだよなあ、その機会が目の前にあるんだよなあ。来年度への希望や今年の評価を話し合う人事考課の面接も迫っているこの時期に、これもまた意味があることなのかもしれません。
そして、ほぼ1年前、私の頭の中は研究発表でいっぱいでした。発表を聞きながら、あのときの職場の一体感を思い出すとともに、ここの先生方のご苦労などが想像できました。そして、あまり興味のなかったテーマではありましたが、焼酎一貫化を推進するという今の自分の役割について学ぶところがたくさんありました。どんな授業からでも、どこからでも、学ぶこと、自分センサーにひっかかってくることというのはあるのだなあ、と思いました。
| 固定リンク | 0
コメント