松崎シーカヤックマラソン
なんだか、勢いで参加してしまいました。
岩地海岸から、波勝崎手前までの往復14kメートル(大会本部による)。GPSを積んでいた仲間によると、15.9kだったそうです。(私は蛇行したので、16kあったと思う)
正式なタイムはわかりませんが、足切りの2時間30分にちょっと遅れて完漕。
先週は、疲れで体調もテンションもイマイチだったのですが、電車の窓から穏やかな海を見ていると、早く漕ぎたいという気持ちが盛り上がる。
ところが、お借りする艇にラダー(舵)が無いと聞いて、一挙に不安に。
ラダー無しの艇はほとんど漕いだことがないからです。
乗る艇は、テンペストというオレンジのポリ艇。足入れはけっこう狭いけど、乗ってしまうとほどよく膝を突っ張ることができる。ペダルは一番手前にしてぎりぎりふんばれる。
パドルは、黒船祭りのご縁で、なぜか、Gパ(グリーンランドパドル)を作っていらっしゃる、その筋では神様のような存在である塩島さんからお借りした、普通のカーボンパドル。
スキーの時、わたしのレベルではどんな板に乗っても同じで、板に十分力を伝えられるかどうかが問題だ、と言われるのですが、カヤックの方がもっと下手なので、艇の違いはあまり関係ないかも、と思います。
そんなこんなで、日曜日は5時前から起き出し、朝練と相成りました。
べた凪の朝の海で、まず、リーン(艇をちょっとだけ傾ける)がうまくできない。特に右側。
スウィープ(比較的浅いところを大きく円を描くように漕ぐ)も、沖縄の海ではほとんど使ったことがないから、たぶん、日本の川で初めて漕いだ時に教えてもらって以来かも。
ということで、Tさんに「最小径がそれじゃ、きついなあ」と言われるくらい大回りしかできない。
しかも、漕ぎ方もいろいろアドバイスをもらったのに、考えるとわけがわからなくなり、
ますますばらばらに。
そうしているうちに、怖くなってきて、体が固まり、うまく行かない。
しかし、レースで回る必要があるのはたったの2回だから、いいやってことで上がりました。
スタート前に海開きの神事を行い(真剣に参加しました)、炎天下で高まる緊張に、自然と無口に。
なんで緊張したかって、あらぬ方向に行ってしまい帰れなくならないか、とか、ターンする所で回れないんじゃないか、とか、チンして再乗艇できないのではないか、とか、いろいろ考えてしまったわけで。。。
とにかくゆっくり焦らずに行こうと最後尾あたりでスタート。結局、最後まで何艇かにぬかされたりぬいたりしながら、同じあたりを他の艇とぶつかりそうになるというストレスはなく漕いでいました。
折り返し地点まではけっこう早く感じました。
でも、帰りはつらかった。追い波で、岸の方に向かって流されるので、それを修正しようと苦手な左周り加減に体重をかけようとするのですが、体ががちがちで、うまくリーンできずどんどん思う方とは別の方に行く。。。。で、焦ると手で力まかせに漕ぐことになり、余計に疲れる。
でも、これ以上遅くなりたくないから、吸水は一回。その時に、仲間の奥様からいただいた飴を口に入れました。なにしろチューチューシステム(漕ぎながら吸水できるシステム)も持っていないので、いつものようにデッキに水筒、吸水するときは手を休めるしかなく止まった艇をまた漕ぎ出すのは大変なんだな、と思いました。
海況が穏やかだったので、助かりました。あれで、荒れていたら、途中リタイアだったと思います。
スタッフたちに見守られている中ではありましたが、いい経験をしました。
景色を楽しむ余裕はあまりなく、行った先で上陸もせず、スタートした浜に戻るのはあまり性に合わないかもしれません。カヤックで癒されている私ですが、この日ばかりは癒された感はまったくありませんでした。
そして、いつもどれだけラダーに頼っているかがわかりました。
今後の遊び方を広げるためには、スキルアップも必要だなあ。
あんなにたくさんのシーカヤックが浜に並ぶのも、同じ海で漕ぐのも初めてのことで、同好の友がこんなにいるのだなあとちょっと嬉しく、帰路で、カヤックを積んでいる車を見ると、挨拶してしまう親近感を覚えました。
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コメント
おつかれさまでした。
全員無事完漕できましたね。
実はカツオノエボシがパドルに
ひっかかってきたらどうしようー
なんてビクビクしていたのですが
無用な心配でした。
きれいな海でしたね。
気のせいだったのかもしれませんが、
途中、海がめと思しき茶色い物体を
波間に見ましたよ。
投稿: HAM | 2009年6月 9日 (火) 03時05分
お疲れさまです☆
海も空もキレイな日でしたね〜!
去年なみに海が荒れてしまったら
棄権もあるかもと思って挑んでいたので、
風すらない状態で漕げてほっとしました。
給水一回で乗り切ったハチさんすごいー!
私なんて一体何回手を止めて水飲んだことか。。。
どうせならロングツーリングをしたくなるような海でしたね
投稿: 魚文 | 2009年6月 9日 (火) 06時01分
お疲れ様です。
私も疲れがそろそろピークになりそう・・・
テンペスト、慣れるといい船ですよ。
やっぱり、ラダーに頼っちゃうと、
ラダーレスの船に乗ったときに苦労をするから、練習しといたほうがいいですよ。
私もシースポのラダーは普段は使わないようにしています。
今回みたいな時には有効ですがね。
PFDと着るものとお金だけ持って、
三島に来れば、ホームの木負へいけまっせ!!
ではまた!!
投稿: C@ | 2009年6月 9日 (火) 08時40分
お疲れさまでしたっ!
リザルトは、もらいませんでしたかっ!?
あとで、ブログでUPしときます。
それにしても、給水1回って・・・ スゴイ!
僕は、500mlで足りずに途中でボトル交換してほぼ空・・・
1Lほとんど、飲みました!
体力的には、余裕だったのでは!?
投稿: tome | 2009年6月 9日 (火) 13時04分
>HAMさん
早かったですねー!
わたしは、トビウオが跳ぶのを2回見ました。
たぶん、周りに艇がいなかったからですね。
ウミガメ見ると嬉しいですよねえ。
今度はツーリングで漕いでみたい所です。
でも、上陸できそうなビーチがあまりないような。。。。
投稿: 8 | 2009年6月 9日 (火) 22時30分
>魚文さん
あなたの艇のオレンジの旗が遠くに見えるだけで、
励みになっていました。
新幹線で塩辛&ビールもできる女性パドラーどうし
仲良くしてくださいね。
投稿: 8 | 2009年6月 9日 (火) 22時34分
>C@さん
黒船祭りに続き何から何までお世話になりました。
ラダーなしだと、より海が体に感じられるんだなあと思いました。
木負って、まったくイメージがわかないのですが、
三島は近いから、いつか漕いでみたいです。
そのときはよろしくお願いします。
投稿: 8 | 2009年6月 9日 (火) 22時36分
>tomeさん
リザルト、見に行きます。ありがとうございます。
吸水一回は日頃の鍛錬の賜物だと思います。
運動会中だって、夏場だって、
ランチまでいっさい水分をとれないのが日常なんです。
そして心肺機能的には心配なし。
でもパドリングの技を身につけねば。。。。
投稿: 8 | 2009年6月 9日 (火) 22時40分
> パドリングの技を身につけねば。。。。
たくさん漕ぐべし。
投稿: ほげた | 2009年6月10日 (水) 00時05分
リザルト、ここにあった
http://plaza.across.or.jp/~izu-seakayak/
見てみてください!
投稿: tome | 2009年6月10日 (水) 00時54分
見ました。
5分ってものすごい距離の開きなんですね。
投稿: 8 | 2009年6月11日 (木) 22時49分