それぞれの節目
24日、卒業式。毎年思うが、子どもが未来に向かって決意を表明しながら、6年間を踏みしめるように巣立っていくのは感動的です。
今年の6年生は「最後のチャイム」(注:音が出ます)という歌を歌いました。「旅立ちの日に」は、中学生でも高校生でもというか、そのくらい大人の方がぴったりくる歌詞かもしれませんが、この最後のチャイムは、小学生ならではの曲です。音域も歌詞も。
25日、修了式。1年間毎日過ごした教室で、26人のメンバーと自分で過ごすのは、最後です。一人一人に通知表を手渡しながら、その子のがんばりやいいところを言葉にして伝えました。1,2学期は本人にだけ伝えたのですが、3学期は、みんなの前で伝えました。ほんとうに一人一人成長したなあ。楽しい1年でした。
修了式のあと、修了式第二部として、今年で退職される大ボスに5年生の代表児童がお礼の言葉を述べ、卒業した6年生以外の全校児童で「大空がむかえる朝」という歌をプレゼントしました。実は、卒業式の後で、校庭で6年生から大ボスに卒業証書を贈るという子どもの考えたサプライズ儀式もありました。遊び心をもっていろんな新しいことを考えて行動してそれを毎週の全校朝会で話題にして伝えていたからこそ、こんなに子どもたちに愛されていたんだなあ、と感じました。こんなふうに退職を迎えられる校長先生はそんなにたくさんいないのではないか、と思います。
3学期の修了式を終えたこの時期は、わたしたちの仕事では毎年ひとつの節目です。教室を片付け床にワックスを塗りながらいろいろふりかえり、来年度への思いを馳せる時。トシとともに立場も変わり、8組の幸せだけを考えて熱くつきすすむことに仕事の全エネルギーを注ぐことができなくなり、ちょっと寂しいけれど、学校というのはこうやって動いているのだなあと思います。
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コメント
横浜の小学校と色々と違うのですね。
うちの子供は20日(祝)が卒業式でした。そして3学期制でなく2学期制。10月5日くらいから後期が始まります。ヘンナノ・・・・
僕が、40名×12クラスもあるようなマンモス校出身なので、お嫁さん(30人×1クラス)、せがれ(35人×2クラス)みたいなのを見て、6年間同じ顔ぶれでかわいそうと思ってましたが、なんと26人ですか!品川の少子化はすごいことになっているのですね・・・
校長先生の卒業式のエピソードにはお人柄が表れていてちょっと泣けました(マジ)
投稿: タカバシ | 2009年3月26日 (木) 12時34分