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2008年10月26日 (日)

帆かけカヤック=東西南北の融合

セーリングカヤックの旅のスライドショー&トークショーに行って来ました。毎年開催されている、フェザークラフト(カナダのカヤックメーカー)のオーナーを中心とする人々の集まるフェザークラフトミーティングが、今年は水辺ではなく街で行われたのです。私はフェザークラフトのオーナ−ではありませんが、先週初めて乗ってきたセーリングカヤックは、このメーカーのもので、ガイド付きツアーに参加する時に漕ぐ艇もフェザークラフトが多いです。

その旅とは、鹿児島から台湾(実際にはここまで行かなかったですが)まで黒潮に逆らってセーリングカヤックで旅をしよう、というものでした。(BePALにも3号にわたって連載されました)
いつもお世話になっているガイドの仲村さんや、フェザーの社長のダグ氏、カヤック界ではよくお名前を見る大瀬さんや、ホーボーじゅんさんなどチョーエキスパートな方々6人衆が旅をされたわけですが、うねりや思い通りにはふかない風に悩まされ、ビデオの無い場面もけっこうありました。
先週体験してみて、海ではこうはいかないんだろうなあ、と感じてはいましたが、ダグ氏の話を聞いてあらゆる場面を想定しそれに合わせて艇の改造などをしていることがわかり、奥の深さを感じるとともにもっとやってみたいといと思いました。
たとえば、漕ぐ時間が長くなった時に交代で眠れるように、前のシーソックを長くしてキャンプマットを敷いて横になれるようにしたり、そういうための道具をすぐに取り出せる場所に収納できるように工夫してあったり。風がいいときは、バウマンはやることがないのに、普通のカヤックのときのように行動食を口にするので、メタボの元とO氏はおっしゃっていましたが、夜じゃなくてもちょっと昼寝なんてこともできそうです。

カヤックは元々北の乗り物で、セーリングは南ではじまったもので、そこに、ファルトボートという西洋(カナダ)のものと、沖縄の古式船であるサバニの帆の技術をアレンジして作ったセール(商品化されています)が合体してこのセーリングカヤックが出来上がったということをダグ氏が語ってくれました。なるほどなあ、と思いました。

体験会の時に、大瀬さんが力説していたのが、風の力を使うことで漕ぐだけのカヤックと同じ速さを求めるなら余力を残して旅ができるし、風がなければ普通に漕げば進める、ということです。より遠くに旅ができる可能性が広がったということです。

ダグ氏の英語がほとんど理解できたのがちょっと嬉しかったし、生ホーボー氏も初めてだったし、元同僚のお兄さんであるカヤックガイドさんや、アラスカでシーカヤック旅をしたときにご一緒した方にもお会いできました。

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