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2008年10月 6日 (月)

勧進帳

本日は、「日本の伝統・文化理解教育」推進者養成のための研修のため給食を二口くらいかっこんで、職場を飛び出して都内に出張しました。
2人の講師が3時間半の研修を担当していました。はじまって10分くらいして、私が求めていた内容とはまったくちがうということがわかりました。プロジェクタを使った講義形式の講演の内容は、国や都の求めている伝統・文化についてはホームページで読んで各自解釈してください、わたしは別の切り口からお話します。とおっしゃって、建築、環境保全などの分野からのお話を超スピードで話されました。大学では半期分の講義でやる内容をダイジェストで2時間でやったという感じでした。
この研修の募集時点でうたわれていたねらいには、「日本の伝統・文化理解教育のねらいや、活動内容、発達段階に応じた指導方法や指導技術の基本を理解することを通して・・・・」とあったけれど、あまりにも周辺部分のお話で、趣味や個人的な視野を広げるという面では大変興味深く役立ちましたが、受け持ちの子どもたちに、ごめんね、して参加するほどのものではなかったです。
そして、同じように感じた人が多数だったのだと思われますが、会場はまさにはるか昔によく見た大学の講義と同じで、船漕ぐ人の嵐。しっかりふせて寝ていらっしゃる方も一人や二人ではありませんでした。
こういうことするから、たたかれるんだよねえ。お給料もらってる時間なんですよーーーー。
2人目の講師の先生は、三味線が専門の大学の先生で、学生さんを連れてきていました。ここが、音楽科の教員を対象にした三味線の演奏の初歩を研修する場だったら、これでよかったし、個人的には興味もあるけれど、やっぱり、授業時間を調整して、出て来てまでする内容ではない、と感じました。しかも、流したビデオを当の先生が見ていなかったようで、こんなはずじゃなかったと言い訳。
そして、タイトルの勧進帳につながるのです。いい講演ができなかったお詫びに、勧進帳のクライマックスの曲を演奏します、と。
確かに、その先生が入った演奏は、その前に学生さんだけで演奏した別の曲とは音色も迫力もまったく違いました。聞き覚えのある旋律でもあり、ひきこまれるものでしたが、終了後に提出する研修記録を書く時間まで含めての研修の時間だったにもかかわらず、時間を延長してまで強制的に聞かされるというのはいただけないなあ、と感じました。子どもにも指導していますが、時間を守るのは「話すこと聞くこと」の基本だよなあ。

日本の伝統・文化を重視した教育活動を行うように、という動きがあるけれど、現場では、どんな内容をどのように位置づけるとよいのか、わからないのです。だから、こういう研修に参加しようと考えた人が大半だと思います。その期待には答えてもらえませんでしたが、どこにでも得るものはある、といつも思います。寝ないでちゃんと聞いていてよかったと思います。三味線のバチの持ち方や、かまえや演奏の仕方も理解できたしね。
今日の研修の成果は、伝統・文化というのは、いわゆる歴史的なものばかりでなく、地球の環境や、それらを保全しようという心や態度も含まれるということです。
落語とか、古典とか、そういうものばかりに目が向きがちだけれど、そればかりじゃないということです。

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