ほとんどはいい人だけど
今日は、地域の図書館に見学に行った。社会科の公共施設の学習である。
雨が降っていたので、入り口でクラスごとに傘を集めてゴミ用の袋にまとめて入れて、端の方に置かせてもらいました。
1時間半たっぷり施設の見学その後ミニお話会もしてもらって、お礼を行ってさあ、帰るぞと、各自傘を持って整列。と、その時。
「せんせーぼくのかさがありません。」
ゴミ用の袋の中はからっぽ。彼は、大人用の黒い傘をさしていました。立派な木の柄がついていて、房飾りがついたトラッドテイストの大きな傘。彼はなんで、こんなに重そうな大きな傘を遣っているんだろう。親はなんでこんな傘を使わせているのだろう。口には出しませんでしたが、そういうことで行きから彼の傘は印象に残っていたので、すぐにやられた〜と思いました。
黄色や水色のいかにもの児童用傘ばかりの中、彼の真っ黒のこうもり傘は、おそらく図書館帰りの人にとられたのだと思います。空になった袋の中には、お店の入り口などで配られるビニールのいわゆる傘袋が入っていました。
不審者の話をする時もそうですが、人間への不信感だけを強調してしまわぬよう、でもほんとのことを伝えるのに大変気を遣います。ほとんどの人がいい人なんだけど、その中にほんのちょっと悪い人がいるんだよ。という形で話をすることにしています。
反省点。図書館の人に断って、別の場所に傘を置かせてもらうべきだったこと。せめて、ゴミ用の袋に「◯◯小学校」と書いておくべきだったこと。まさか、ゴミだと思ったということはないと思いますが、完全に私のミスです。
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