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2008年8月14日 (木)

続つながってる

喉の病院に行ってきました。傷はすっかりきれいに治り、経過良好とのこと。

病院は代々木なので、帰りは、病院近くにあるサイクルショップや、スポーツウェアショップをひやかりてから新宿まで歩くことが多かったのですが、今回は、北参道から明治神宮の境内を通って原宿駅前の「山専」をひやかりて帰ろうと決めていました。
予定どおり、境内にさしかかると、都会なのに木がたくさんあるので体感温度が低く、爽やかささえ感じます。境内に入ると入り口に『命の森』という大きなポスターが目に入ったので、近寄ってみると、名嘉睦稔さんの木版画展の案内でした。睦稔さんの作品はテレビや雑誌で見たことがあるし、もともと版画好きなので、山専はあきらめても、こちらに寄っていくことにしました。閉館時間まで1時間しかないので、お参りは省略して、明治神宮文化館まで境内をつっきるように歩き、入館。小さな会場ですが、大きな作品も何点か並び、見応えがありました。制作風景のビデオも上映されていたので見てきました。

プロフィールを読んでびっくり。沖縄県伊是名島生まれ。伊是名島はカヤックっキャンプツアーで訪れ、その時知り合った和太鼓演奏者の発表会を見に行ったりしたこともある島です。そして、ほんとうは、今年も9日から12日まで伊是名島、伊平屋島をカヤックで巡る旅が計画に入っていました。都合があって参加できなくなってしまったのですが、本当にびっくりしました。お名前から沖縄の方だということは知っていましたが、自分に起るいろんなことが必然でありどこかでつながっているんだなあ、
という思いを新たにしました。このことで余計に名嘉睦稔さんと作品への興味をかきたてられました。

会場に展示されていたご本人の言葉の中に、都市における森の存在について述べられていて、”内包する「樹木の時間」は、それが深い山であっても都市の喧噪の傍らであっても、存在して運行している”という一文にちょっとしたショックを覚えました。自然と対立したり、自然とはまったく関係ないところにあると思われている都市も、自然の中にあるととらえ、人が住まなくなればやがて森に帰るとも述べています。都会に生きる自分にとって、嬉しく新鮮なことでした。“都市が健全であるには、傍らに深い森の存在が必要だ”とも。なんとも大きな考え方だと思います。

そんな考えの裏付けのような「夜の道(?“森”だったかな)」という作品に惹き付けられました。ほとんどの作品は自然の風景や、それをモチーフにした昼食的な絵です。そんな中にあって、夜のビル群にまたたく赤い灯を描いている作品からは伝わってくるものがありました。
その他、「南の緑門」という沖縄の海辺のフクギの木でできた門からのぞくサバニ(沖縄の船)と海の図、制作過程が上映されていた「星の叢花」が気に入りました。

実はこの展覧会は、わたしの見た陸の森という第1部と、23日から始まる海の森という第2部という2部構成になっています。
次の通院の時は2部開催中なので、海の森も必ず見てこようと思います。
会場で睦稔さんが小学生向けに授業をする活動についての本を買ってしまいました。興味がつながっていくと、ほんとうに運命論者になってしまいます。
気になることはどこか根っこでつながっているのだなあ。

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